ブログを更新しました。
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思い返せば、
中央大学バレーボール部のアナリストとして過ごした4年間は、「当たり前」が一つもない時間だったように思います。
勝つこと、支えること、考え続けること。
そのすべてが、簡単ではない現実と向き合う日々でした。
大学生活の始まりは、新型コロナウイルス感染症との闘いからでした。
同期6人のうち5人が感染し、入学式には誰一人として出席できませんでした。
新しい環境への期待よりも、不安や戸惑いの方が大きかったことを今でも覚えています。
バレーボールにおいても、練習の制限や大会の延期、無観客試合が続き、声援のない体育館で試合が淡々と進んでいく1年間でした。
そのような状況下でも、チームは秋季リーグ戦で全勝優勝を果たしましたが、
私自身を振り返ると、
アナリストとして何ができたのかと問われれば、自信をもって語れるものは多くありません。
だからこそ、
勝ち続けることの難しさと、
全日本インカレという日本一を決める大会が持つ重圧の両方を、1年目から強く実感することができたのだと思います。
2年目になると、社会全体が少しずつ落ち着きを取り戻し、
バレーボールの大会も有観客試合へと変わっていきました。
高校時代から、
無観客や大会中止が当たり前だった私たちにとって、
観客の拍手や歓声は想像以上に大きな力を持っていました。
試合の空気が一変する瞬間を何度も目の当たりにし、
バレーボールが多くの人に支えられて成り立つ競技であることを、改めて実感しました。
また、
この年は監督交代という大きな転機もありました。
チームの方針や練習の考え方が変わる中で、
アナリストとして何を優先すべきか、
どの情報を現場に届けるべきかを常に考え続ける必要がありました。
環境の変化に対応する難しさと同時に、
チームの一員としての責任をより強く感じた1年だったと思います。
3年目は、「四冠」という大きな目標を掲げてシーズンに臨みました。
特に春季リーグ戦の開幕は、「絶対に負けられない」という空気がチーム全体を包み込んでいました。
十分な最新データが揃わない中でも、
相手をどう分析し、自分たちの強みをどう生かすかを考えなければなりませんでした。
結果だけを見れば簡単に語られてしまう試合の裏で、
見えないプレッシャーと常に闘っていたように思います。
アナリストという立場でありながら、
勝敗の責任を強く感じ、データ一つ、判断一つの重みを痛感した1年間でした。
そして迎えた最終学年、
中央大学バレーボール部は創部80周年という節目の年を迎えました。
80年の歴史の中で15回の日本一を達成してきた伝統ある部である
一方、
直近の優勝は8年前に遡ります。
多くの方々から「中央大学バレー部は強豪だね」と声をかけていただくたびに、
その言葉の重さと現実とのギャップについて考えさせられました。
決勝の舞台にすら立てていない現状で、本当に強豪と呼べるのか。
数多くのオリンピアンや、SVリーグ・Vリーグで活躍されている偉大な先輩方の実績に、ただ頼るだけではいけない。
そうした思いを同期と何度も話し合いながら、この1年間を闘ってきました。
この4年間を通して、アナリストとして学んだことは、単なるデータ処理や分析技術だけではありません。
データの先にある選手の感情や試合の流れ、そしてチームが置かれている状況をどう読み取るかという視点でした。
思い通りにいかない結果に直面することも多くありましたが、
そのたびに仲間と向き合い、次に何ができるのかを考え続けてきました。
幾度となく語り合った同期との時間も、
今振り返ると少し懐かしく、かけがえのない思い出です。
中央大学バレーボール部のアナリストとして過ごした4年間は
決して華やかなものばかりではありませんでした。
しかし、
勝利の裏側で考え続け、支え続けた時間は、確実に自分を成長させてくれたと感じています。
この経験は、これから先の人生においても、自分の原点として心に残り続けると思っています。
〜後輩たちへ〜
これからの中央大学バレーボール部には、
これまでのやり方や価値観にとらわれることなく、積極的に新しいことへチャレンジしてほしいと強く思っています。
今シーズンを振り返ったとき、思うように勝ち切れなかった試合が多くあったこと、
そして全日本インカレにおいて近年結果を残せていない現状を考えれば、
これまでと同じ取り組みを続けているだけでは、確実に結果はついてこないと感じています。
過去の実績や伝統に甘えるのではなく、
今のチームに本当に必要なものは何かを、改めて問い直す時期に来ているのではないでしょうか。
今シーズン、チームとして変えようと挑戦したことの中には、
思うような成果につながらなかったものもあったと思います。
しかし、そこで「変えたけれどうまくいかなかった」という結論で終わらせてしまうのは非常にもったいないことです。
うまくいかなかったからこそ、
「なぜ機能しなかったのか」を振り返り、「どうすればより良い形にできるのか」を考え、
さらに一段階進んだ形へと変えていく必要があると感じています。
結果を出すチームになるためには、
一度の挑戦で満足するのではなく、
試行錯誤を繰り返しながら進化し続ける姿勢が不可欠です。
中央大学には、ポテンシャルの高い選手が数多く在籍しています。
それは間違いなく、このチームの大きな強みです。
しかし、そのポテンシャルが結果として表れなければ、評価は意味を持ちません。
能力の高い選手が個々に存在するだけでは、強いチームにはなれないと思います。
全員が同じ方向を向き、互いに支え合いながら成長していくことで、
初めてチームとしての力が発揮されるのではないでしょうか。
だからこそ、
これからのチームにおいて重要になるのが、新4年生の存在だと感じています。
チームの中心となる学年として、プレー面だけでなく、日々の取り組みや姿勢、チームの雰囲気づくりにおいても、明確な方向性を示す必要があります。
誰かが置いていかれるのではなく、全員が付いていける道を示し、苦しい時こそ声を掛け合い、引っ張っていく役割が求められていると思います。
結果が出ない時期は、どうしても自信を失いやすくなります。
しかし、
そうした状況だからこそ、新しいことに挑戦する意味があり、自分たちを変えるチャンスがあるとも言えます。
失敗を恐れて何もしなければ、現状は何も変わりません。
中央大学バレーボール部が再び結果で評価されるチームになるためにも、
これからも挑戦する姿勢を持ち続けてほしいと願っています。
簡単な道ではないと思いますが、
その分、乗り越えた先には大きな成長が待っているはずです。
これからの中央大学バレーボール部の歩みを、心から応援しています。
〜家族へ〜
両親がともにバレーボールをしていた影響で、
気がつけば私も自然とバレーボールを始めていました。
始めたきっかけ自体はとても単純で、
「身近にあったから」「やるのが当たり前だったから」
という感覚に近かったように思います。
しかし、実際の学生バレーボール人生は、
決して楽しいことばかりではなく、正直に言えば「辞めたい」と思った回数の方が多かった競技人生だったように感じています。
特に小学校・中学校の6年間は、今振り返っても最も苦しかった時期です。
練習では監督に厳しく指導され、時には怒られ、家に帰れば家に帰ったで親から同じように指摘を受ける。
今思えばありがたい環境だったのかもしれませんが、当時の自分にとっては、どこにも逃げ場がないように感じていました。
学校でも、家でも、頭の中は常にバレーボールのことでいっぱいで、
「なんでこんなに怒られながらやっているんだろう」
と思うことも一度や二度ではありませんでした。
あの6年間は、間違いなく自分のバレーボール人生の中で一番苦しい時間だったと思います。(笑)
それでも続けてこられた背景には、
「やりたいことは何でもやれ。その代わり、簡単にはやめさせない。」という、
今になってようやく理解できる高田家の方針があったように思います。
当時は厳しいと感じることも多く、
反発したくなることもありましたが、簡単に逃げることを許さない環境があったからこそ、
最後まで向き合う力が身についたのだと感じています。
高校、大学と進むにつれて、
バレーボールとの距離感や向き合い方は少しずつ変わっていきました。
プレーヤーとしてだけでなく、アナリストという立場で競技に関わるようになったことで、
「勝つためにどう考えるか」「支える立場として何ができるか」
を学ぶことができました。
その土台には、間違いなくあの苦しかった小・中学生時代の経験があったと思います。
こうして4年間の大学生活を終えようとしている今、改めて感じるのは、
ここまで不自由なく競技を続けさせてくれた両親、そして祖父母の存在の大きさです。
当たり前のように練習に行き、
試合に出て、
大学にも送り出してもらえたことは、
決して当たり前ではありませんでした。
厳しさの中にも、変わらず支え続けてくれた家族がいたからこそ、
ここまでバレーボールと向き合うことができたのだと思います。
今まで本当にありがとう。
そして、これから少しずつその感謝を形にして返していけたらと思います。
この項目に何を書くべきなのかとても悩みました。
私は選手と違う役職に置かれている関係上、
さまざまな場面で同期の協力を得たと感じています。
しかしながら、文句ひとつ言わず、協力してくれた同期に感謝しています。
チームとして上手くいかない時やバレーボールだけではなく、
応戦されるチームにするために何が必要なのかを一緒に考えれたこと、
今となっては貴重な時間であったように感じます。
この同期でよかったと思える瞬間を何度も経験しました。
本当にありがとう。

〜応援していただいた皆様へ〜
これまで中央大学バレーボール部を応援してくださった皆さん、
本当にありがとうございました。
4年間を振り返る中で、チームの活動を語るうえで、
応援してくださった皆さんの存在は欠かすことができません。
私たちが大学生活をスタートさせた頃は、
新型コロナウイルス感染症の影響で無観客試合が続き、
会場には選手とスタッフしかいない状況が当たり前でした。
静まり返った体育館で試合が進んでいく中で、
「誰かに見てもらえている」「応援してもらえている」という実感を持つことが難しい時期もありました。
それでも、配信や結果を通して届くメッセージや言葉から、
見えないところでも支えてもらっていることを強く感じていました。
有観客試合が再開されてからは、
会場での拍手や声援の力を改めて実感しました。
苦しい展開の中で聞こえてくる応援の声や、
試合後にかけてもらう言葉は、次に向かうための大きな支えになっていました。
結果が出た試合だけでなく、
思うようにいかなかった試合のあとでも変わらず応援してもらえたことは、決して当たり前ではありません。
一方で、
バレーボールという競技は、まだまだチーム全体ではなく、
特定の選手個人に注目が集まりやすい競技であるとも感じています。
もちろん、一人ひとりの選手に魅力があり、
個人を応援してもらえること自体はとてもありがたいことです。
ただ、試合や日々の活動を通して感じたのは、
コートに立っている選手だけでなく、ベンチやスタッフ、支える立場の人間も含めて、
チームは成り立っているということでした。
ぜひ、中央大学の特定の選手だけでなく、
バレーボール部全体に目を向けて応援してもらえたら嬉しいです。
勝った時も、
負けた時も、
チームとして喜び、
悔しさを共有できる応援の存在は、
選手やスタッフにとって大きな力になります。
チーム全体を応援してもらえることで、
中央大学バレーボール部はより強く、より前に進めると感じています。
アナリストという立場で関わる中で、
選手がコートに立ってプレーできるのは、
応援してくださる皆さんを含め、本当に多くの人の支えがあってこそだと実感しました。
中央大学バレーボール部は、
コートの中だけで完結するチームではなく、
応援してくださる方々と一緒につくり上げられているチームだと思っています。
嬉しい瞬間も、
悔しさが残る瞬間も含めて、
4年間という時間を皆さんと同じ時代に共有できたことを、
とてもありがたく感じています。
これからも中央大学バレーボール部は続いていきます。
メンバーや立場は変わっていきますが、
皆さんの応援は、これから先のチームにとっても変わらず大きな支えになるはずです。
これまで応援してくださったすべての皆さんに、
心から感謝しています。
本当にありがとうございました。
これからも、中央大学バレーボール部を見守り、応援してもらえたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
今後も、さまざまな形でバレーボールに携わっていきたいと考えております。
引き続き、何卒よろしくお願いいたします。
それでは失礼します。
高田凜人














